睡眠検査のご案内
当院では睡眠障害や過眠症状(たとえば睡眠時無呼吸症候群やナルコレプシーなど)に対して次のような睡眠検査を行っています。
終夜睡眠ポリグラフ(PSG)
夜間の睡眠を測定する。昼間に行う脳波検査よりも脳波電極は少なく 6箇所に電 極をつけ、かつ生体現象として眼球運動、 呼吸(鼻、胸、腹)、酸素分圧 (P02)、いびき、体動などのモニターを装着して夜10時ごろから朝6時ごろま で測定する。 途中トイレに起きても電極を外さずに用足しできる。 寝付くまでの 時間(入眠潜時)、睡眠の深さと質、睡眠中断を引き起こす症状(睡眠時無呼吸 症状、むずむず脚症状、不随意運動 (手脚の瞬間的けいれん)など)の有無など が分かります。反復睡眠潜時テスト(MSLT)
日中の眠気を調べる検査です。終夜睡眠ポリグラフ(PSG)と同じように頭部の 脳波電極の他に眼球運動、筋電図、心電図などの 生体現象をモニターします。検 査は朝9時から2時間おきに20分間行います。具体的には下記のスケジュール で国際的にほぼ共通しています (5回目を省略することもあります)。1回目 09時00分から09時20分
2回目 11時00分から11時20分
3回目 13時00分から13時20分
4回目 15時00分から15時20分
5回目 17時00分から17時20分
この検査により過眠症状の程度を判断し、またナルコレブシーや特発性過眠症 の診断を行います。